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KYOTO


環境が支えてくれている。という言葉

未来は白紙。という言葉

学生時代を過ごした京都。なんとなく過ぎる日もあり、活動的な日もあり、学生に優しい町でした。

まだ世間知らずの私は街で日々を過ごして、育てられて。

与えられた環境は支えとなりますが、そこから変える事、変えない事を見つめ続けていました。

英語の授業でそういったエッセイを書いた記憶があります..

画材屋さんで真っ白なキャンパスが並んでいるのをふと見つけて、どうやって絵を描き、仕上げよう、と思う。

でもこうしたら成功。こうしたら偉い。ではなく、どこまで自分に挑戦できるか。

決して、人生は「うまくいく」「いかない」だけが問題ではないと。

全てが整っていたら考え出せないから、人にはそれぞれ課題があるのかと思います。

うまくいかない事、願い叶わない事があり、ただ刹那的になったり、手放しする事もないと。

ただ自分のできることを精一杯やっているか。そこだと思います。

自分に置かれた環境や身体をメンテナンスし最終的にはお返しする。

もう直ぐ祇園祭。

お家が呉服屋の友達のところで寄せてもらった浴衣を着てそぞろ歩きした思い出。

渋好みな15年前のチョイスにもう少し若い色を着てもよかったのにと眺めながら...

京都にいつか戻りたいなと軽く願っていた事が、こんな形で実現するとは。キャンバスは真っ白。

呼んでいただける事に感謝しながら、街にお返しができますように。


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